むち打ち症で正当な慰謝料を請求するために必要なこと 入通院慰謝料を増額させる方法についても解説

追突事故や衝突事故などの衝撃によって首に負担がかかり、むち打ち症になってしまうことがあります。

むち打ちは目に見えない怪我なので、きちんと治療を受けて怪我や病気だとわかるような証拠資料を入手できないと、慰謝料を請求することが難しくなってしまいます。

交通事故による入通院での精神的損害に対して支払われる慰謝料のことを入通院慰謝料(にゅうつういんいしゃりょう)といいます。

そもそも入通院慰謝料とは精神的苦痛に対する慰謝料であるため、その額の算定には難しいところがあります。

個々に感じる苦痛の度合いは異なりますから、額の算定が難しいのも当然です。

今回は入通院慰謝料の相場や、入通院が長引いてしまった場合について、慰謝料の増額は可能なのかについて解説していきます。

むち打ち症になってしまったら

むち打ち症になってしまった場合、以下のような症状が慢性的に現れます。

  • 首や肩、腕、背中の痛み
  • 頭痛、頭重感
  • 吐き気、めまい
  • 手足のしびれ
  • 倦怠感
  • 筋肉痛

このように、むち打ち症は見ただけでは分からない症状のため、賠償金や慰謝料を請求するためにはきちんと病院で治療をしてもらい、むち打ちであることを証明する必要があります。

むち打ち症で請求できる賠償金や慰謝料の種類

むち打ち症になってしまった場合、きちんと病院で治療を受けていれば治療費や慰謝料などの賠償金を請求することができます。

治療関係費

入院費や診療費、通院費、葬儀費や弁護士費など交通事故によってかかった費用のことを指します。

休業損害

交通事故によって、得ることができるはずだった収入 を請求できます。

逸失利益

交通事故で後遺障害が残ったことにより仕事ができなくなってしまった場合に、将来得るはずだった収入 を請求できます。

入通院慰謝料

入院や通院をしている期間に対して認められる慰謝料です。

後遺障害慰謝料

後遺症を抱えて生活する精神的苦痛への慰謝料です。

後遺障害慰謝料の金額は、認定された後遺障害等級によって異なり、むち打ちで認定される後遺障害の等級は12級か14級 です。

むち打ちで正当な補償を得るには

きちんと病院で治療を受けることが重要です。

自己判断で通院をやめたりしないようにしましょう。

また、整骨院を利用したい場合には必ず医師に相談をして、病院への通院はやめないようにしましょう。

病院への通院をやめてしまうと、適正額の賠償金を受け取ることができなかったり、後遺障害等級の認定を受けられない場合があります。

また、治療を続けても治らずに後遺症となった場合には、後遺症認定を受ける必要があります。

後遺症認定を受けるには、後遺障害14級9号に認定されるかが重要になるのですが、むち打ちは認定が難しいためきちんと症状を証明する 必要があります。

まずは一定期間以上きちんと病院に通院していたかの証明が必要です。

そしてむち打ちによる痛みなどが継続的に続いており、自覚症状があるかなどの詳細を、医師と相談したうえで診断書や資料として用意しましょう。

交通事故の賠償金には、自賠責基準、任意保険基準、弁護士基準の3つの基準が存在し、これらの基準をもとに金額が決まっていきます。

入通院慰謝料には3つ基準がある。

3つの基準の中で最も高額になる基準が弁護士基準です。

自賠責基準

自賠責基準を取り扱っているのは、損害保険会社です。

これは国が定めた最低限度の基準です。

各保険会社によってその額が変わるということはありません。

また、自賠責基準は国が定めた被害者に対する『最低限の』補償であるため、以下に紹介する3つの基準の中で、その補償額は低くなる傾向 にあります。

任意保険基準

自賠責基準とは異なり、国の制度ではなく各保険会社が独自に定めたものです。

交通事故の被害に遭った場合、その加害者が加入している保険会社側から支払われます。

事故や損害賠償の内容によってもその額は違いますが、自賠責基準と同額か、もしくは少し多いだけというケースがほとんどであるのが現状 です。

保険会社の提示した金額だからと、ご自身の感覚だけで判断しないよう注意しましょう。

何任意保険会社として負担を少なくするために自賠責保険基準の金額を任意保険基準として提示してくる場合もあるからです。

弁護士基準

弁護士基準とは、過去の裁判例をもとに、その訴訟での裁判所の考え方や、その訴訟で実際に認められた額を基準に慰謝料を算定する方法です。

この弁護士基準は、実際に裁判をするほどの争いになった事例の集積ということもあり、上記で紹介した2つの算定基準と比べ、一番高い賠償額が算定される計算基準 です。

弁護士が介入して相手方に請求していく際には、最終的には訴訟を提起することもあり得るということを念頭に置いて、この弁護士基準を用いて損害額を計算することになります。

弁護士基準での慰謝料算定が最も高額

3つの基準をお伝えしましたが、結論から言えばまず弁護士に相談をする事で正しい入通院慰謝料を請求することが出来、保険会社などに任せるより増額させることが出来るでしょう。

むち打ちの後遺障慰謝料の害認定による補償。

「後遺障害慰謝料」とは、事故により後遺障害が残ったために受けた肉体的・精神的苦痛に対する補償をいいます。

後遺障害慰謝料を受け取るためには、後遺障害の等級認定(1級~14級)が必要となります。

またむち打ちもこれに該当し、基本的にはむち打ちの場合だと14級もしくは12級が認定されるケースがほとんど です。

むちうちの後遺障害認定を受けるためには、まずは通院先の担当医から症状固定の診断(これ以上の症状改善は見込めないという診断)を受けましょう。

その後に、後遺障害診断書を発行してもらい、関係資料とともに損害保険料率算出機構に提出する必要があります。

損害保険料率算出機構の審査の結果、後遺障害等級に該当するとの判断が得られれば、後遺障害があることを前提とする補償の請求が容易となります。

まとめ

むち打ちでも、きちんと通院していれば治療費を受けることができます。

しかし、後遺症として認定してもらうには難しく、むち打ちが原因であるという証明ができるかどうかが重要となります。

このような場合には交通事故に詳しい弁護士に依頼をすると、後遺障害認定のサポートをしてくれます。

大阪府高槻市にある、交通事故に特化した弁護士が在籍する「たかつき法律事務所」でもこれらのサポートが可能です。

そして、以下の2点をおさえることで通常の自賠責保険や任意保険で慰謝料を請求するよりずっと多くの金額で請求ができることでしょう。

  • 交通事故が起きた際に弁護士に相談することで慰謝料、賠償金などの請求金額を増額
  • 後遺障害認定を受けることでむち打ちの症状に対しての慰謝料をさらに上乗せ可能

さらに、弁護士基準が適用されると慰謝料の増額も見込めますので、まずは無料相談から始めてみてはいかがでしょうか。

公開日:
最終更新日:2020/04/13